世界で3番目に多い死因についての重要な事実と、早期発見の方法をご紹介します。
COPDとは:
- 慢性閉塞性肺疾患(Chronic Obstructive Pulmonary Disease: COPD )の略称:肺気腫、慢性気管支炎、など、呼吸を困難にする進行性の肺疾患を総称する用語です。
- 世界で3番目に多い死因:世界的には虚血性心疾患と脳卒中に次いで¹、米国では心疾患とがんに次いで²、ともに3番目に多い死因とされています。
- 有病率 :米国の成人2,400万人以上³ とカナダの75万人以上⁴ がCOPDを有していると推測されています。
- 予防可能とされています⁵:症例の約80~90%はたばこの煙(喫煙と受動喫煙の両方)が原因とされています⁶。実際、長期喫煙者の約25%がCOPDと診断されています⁷。二次的な原因として、小児期の頻回な呼吸器感染症や、大気汚染、粉塵、化学物質への慢性的な暴露が挙げられます⁵。
- 睡眠時無呼吸(OSA)との関連:COPDは閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)と併存することがあり、この状態は一般に「オーバーラップ症候群」と呼ばれます。報告されている有病率は、対象となる集団や用いられる診断基準によって異なるとされています⁸。
現在のところ、COPDの根本的な治療法は確立されていないとされています。ただし、症状を管理・軽減するための非侵襲的治療と外科的治療の選択肢が用意されています。
ただし、治療を受ける上で大きな障壁となっているのは、自分がCOPDであることに気づいていないことだとされています。そのため、認知度を高めることが重要と考えられています。この夏、9,000人規模の大規模な調査により、米国の「55歳以上の現在・元喫煙者3,500万人」が認識されていないCOPDを有している可能性があることが示唆されました⁹。この調査のデータから、COPDのある方の少なくとも10人中7人は、自分がCOPDであることに気づいていないと示唆されています。
メイヨークリニックによると¹⁰、COPDの症状(例えば、息切れ、喘鳴、慢性の咳など)は、肺が著しく損傷されるまで現れないことが多いとされています。
リスクが高いとされる方¹¹:
- 長期間の喫煙者(たばこ、葉巻、パイプ、マリファナなど)
- 大量の受動喫煙にさらされた方
- 化学物質の煙、蒸気、粉塵にさらされた方(特に建設作業員)
- α1-アンチトリプシン欠損症のある方。これはまれでしばしば検出されない遺伝性の状態で、喘息と誤診されることがあります¹²。
このブログ記事は、疾患および治療に関する一般的な情報を含んでいます。医療上のアドバイスではありません。医療に関するご質問は、医師にご相談ください。