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12月 17, 2025

いびきが気になる方必見!いびきの原因を紹介 | レスメド スリープスポット

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いびき:どんな場合に受診を考える?  

いびきは長年、マンガや童謡、コメディなどで笑いの対象とされてきました。ですがこのような愉快なシーンが、睡眠中にいびきをかくことの重大さを軽視する環境をつくってしまっています。一緒に寝ている人が一晩中いびきに煩わされる事実を除くと、いびきが健康や睡眠に与える影響は過小評価されがちです。  

いびきの重大さは、ケースによって異なります

いびきは、睡眠中に口や喉の筋肉が弛緩し、気道が狭くなることで発生する無意識の反響音です。睡眠時の呼吸障害の兆候で、睡眠の質を低下させる可能性もあります。


一般成人にとって、いびきは珍しいものではありません。男性の約40%、女性の約30%が時折いびきをかき、全人口の約15%が週に何度もいびきをかいています1。軽いいびきから、睡眠時無呼吸症候群の症状まで、いびきの重大さには大きな幅があります。

いびきの原因とは?

上述のように、眠っているときに筋肉が過度に緩むと、喉や鼻を通る空気の量が制限されることがあります。この気流の乱れによって気道の組織が振動し、特徴的ないびきの音が発生するのです。


空気の流れが完全に遮断されると一瞬呼吸が止まり、脳が遮られた空気を通そうとして、息が詰まったり、咳が出るなどの反応を引き起こします。この無意識の反応が、特に夜間に長時間にわたって何度も繰り返されると、睡眠パターンや睡眠の質を乱す原因となります。

睡眠の質が悪化すると、目覚めたときによく眠れなかったと感じることがあります。睡眠不足が原因で頭痛やイライラ、疲労を感じる日を経験したことは誰にでもあるでしょう。ですがこれが長期に渡ると、健康に影響が出始める場合があります。

いびきの治療法を探すには、まずその原因を詳しく知っておくと役立ちます。一般的に、いびきの原因は一時的な要因と構造的な要因の2つに分類できます。

一時的ないびきの原因は、その名のとおり短期間のもので、通常は時間が経つにつれて原因が取り除かれることによって、いびき自体も解消されます。これには以下ようなものが含まれます。 

  • 鎮静剤 
  • アルコール 
  • 過度の喫煙 
  • 季節性アレルギー 
  • 特に小児における腫扁桃腺やアデノイドの腫れ 
  • 睡眠時の姿勢 
  • 風邪やインフルエンザ 

 

構造的な要因はより長期的であり、以下のようなものが含まれます。 

  • 喉の筋肉が弱くなり、睡眠中に喉が閉塞する 
  • 多くの場合は筋肉の緊張によって引き起こされる、顎のずれ 
  • 喉の中や周りの脂肪の蓄積 
  • 鼻腔の閉塞 
  • 全体的な鼻の形 
  • 気道上部の組織が接触し合うことによって発生する振動 
  • 鼻や副鼻腔の問題 
  • 過体重や肥満 
  • 妊娠 
  • 加齢(喉が狭くなり、筋肉の緊張が弱くなる) 
  • 頭や首の形状(気道が通常よりも狭くなる場合がある) 

 
医師や睡眠の専門家は、これらの原因をよく理解しており、いびきに寄与している要因を特定する手助けをしてくれます。 

どうすればいびきを止められるのか?

いびきによるストレスから、解決策を望んでおられる方も多いでしょう。

効果的な治療法は多くありますが、ご自身にとって最適な治療法を見つけるには、それぞれに特有の原因を理解することが重要です。いびきをかく理由や要因を特定できれば、ご自身と周りの方がより快適な眠りを得ることができます!

睡眠時無呼吸症候群と診断された場合には、CPAPもいびきの治療法として最も効果的な対策の1つです。

CPAP療法は、マスクを通して加圧された空気を気道に連続的に送り込みます。この空気の流れは鼻や喉に入り、夜間に喉の筋肉が緩んだ際に気道が閉塞するのを防ぎます。これにより振動や閉塞が抑えられ、いびきを防ぐことができます。

いびきを止めるもう1つの方法として、睡眠中に装着するオーダーメイドの口腔内装具の使用があります。下顎と舌を前方に保持することで、気道を開放して喉を通る空気の流れが制限されるのを防ぎ、いびきをかかなくなります。

いびきを止める方法は他にもいくつかありますが、医師はあなたのいびきの原因を診断し、いびきを止めるためにいくつかの治療法の中から1つを処方することができます。 

他にもできる、いびき対策

いびきには多くの要因があり、そのため、いびきを止めたり軽減したりするためにできることはたくさんあります。いびきに関する記事は、このサイトでも多数掲載しているので、是非読んでみてください。

医師への相談

いびきは、医師に相談するには瑣末なことのように思えるかもしれませんが、いびきは睡眠の質に影響し、その結果として日々の体調にも影響を与える可能性があります。また、いびきは睡眠時無呼吸症候群の最も一般的な症状の1つでもあります。

いびきがご自身やパートナーの健康に影響を与えているようなら、医師に相談することを検討してみるのもいいかもしれません。 

受診を検討される方の例 

  1. 隣の部屋まで聞こえるほどの非常にうるさいいびき 
  2. 寝ている間に息を切らしたり、息が詰まったりが続く 
  3. 不眠症が続く 
  4. 慢性的な疲労感が毎日続く 
  5. 毎日疲れているために起こる、激しい気分の変動 
  6. 普通ではない時間に目が覚める 
  7. 喉の渇きで意図せず頻繁に目が覚める 
  8. 睡眠を妨げるほどの痛みを感じる 

 
医師はこれらの症状を確認し、いくつかの治療法の中から1つを処方することができます。

ご自身の睡眠をふり返りませんか?

睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害に不安がある場合は、いくつかの簡単な質問に答えるだけでより良い睡眠時間を過ごすことが出来るかもしれません。

睡眠セルフチェックで、あなたの睡眠状態をチェックしてみましょう。

注意事項:このアンケートは、いかなる医療目的(病状や病気の検出、診断、監視、管理、治療など)としてのアドバイス・診断を提供するものではありません。

参考引用
1

Muzet, A. (2007) Environmental Noise, Sleep and Health, Sleep Medicine Reviews, 11(2), 135–142.

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