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質のよい睡眠とは?

寝付きが悪い、起きたら頭や身体が重いと感じることはありませんか?

そう感じるときは、睡眠の質が低下しています。

 

睡眠の質=生活の質。

 

今回は睡眠の質を上げる対策を紹介します。

質のよい睡眠とは、どんな事?

1.寝付きが早過ぎず、遅過ぎない

 

質のよい睡眠は、寝床入りから入眠まで16分です。

深く眠るためには体内の深部体温(脳や内臓)が下がる事の他、体温、血圧、心拍が下がる事も関わります。この4点が下がる前に入眠すると眠りが浅くなります1

 

「布団に入ると秒速で眠れるから大丈夫」

と言う方も多く見られますが、早過ぎる寝付きは休息不足で睡眠の質が低いサインです。

2.中途覚醒がない

 

朝までぐっすり眠れると、成長ホルモンの分泌が促進され、脳や内臓、筋肉などの修復力も上がります。

 

夜中や早朝に目が覚めるのは、眠りの浅さです1。中途覚醒が起こる理由は交感神経が優位で脳が覚醒されている、深部体温が下がらず熱が篭っているなど、深く眠るための準備が整う前に入眠しているためです。

3.スヌーズ機能を頼らず、一回のアラームで起床できる1

 

入眠から3時間で深く眠れる質のよい睡眠が取れていると、一回のアラームで目覚めることができます。

 

深く眠ると、入眠から3時間で成長ホルモンの分泌が促進され、脳・内臓・筋肉などの疲労が取れます。

 

目覚ましが鳴った時に起きるのがしんどいと感じる場合、入眠から3時間より後に深い眠りが来ている、もしくは眠りが浅いサインです。

質のよい睡眠のメリット

レスメド 睡眠コラム よい睡眠のメリット

1.ストレスを上手くコントロールできる2

 

質のよい睡眠が取れると自律神経のバランスが整い、ストレスのコントロール力が上がります。

 

自律神経のバランスが乱れると交感神経が優位になり脈拍、血圧が上がり全身にストレスが掛かる事でイライラ・焦り・怒りを感じやすくなります。

2.太りにくく、痩せやすい身体作りができる3

 

一回の質のよい睡眠で、約300kcal(45分のランニング相応)が消費されます。

成長ホルモンには、脂質の代謝促進、糖代謝を正常に保つ役割があるため、入眠から3時間で深く眠れるとカロリー消費も促進されます。

 

更に成長ホルモンは筋肉量を維持する役目もあり、日中のエネルギー消費量が上がる事にも繋がります。

3.脳が活性され、集中力や判断力が上がる4

 

睡眠中、脳は疲労解消や記憶の定着など様々な活動をしています。

脳や身体の疲労回復を図る深い眠りの「ノンレム睡眠」、脳が活発に動いて記憶の定着を促す浅い眠りの「レム睡眠」のバランスが良くなると脳のパフォーマンス向上も期待できます。

4.生活習慣病の予防に繋がる5

 

質のよい睡眠で糖代謝の維持、脂質代謝が促進されると糖尿病やメタボ予防に繋がる他、高血圧などの生活習慣病にも繋がります。

5.美肌・美髪の効果が上がる6

 

深く眠れると代謝が促進されて肌のターンオーバーがスムーズに行われ、美肌・美髪効果も期待できます。

 

美肌は肌の透明感が増す事や肌トラブルの予防、美髪は髪にコシやハリが増す他、白髪の予防にも役立ちます。

睡眠の質をあげる方法

レスメド 睡眠コラム 質のよい睡眠

1.平日と休日の睡眠時間差は2時間以内に1

 

平日は23時就寝、6時半に起床の場合、休日は1時就寝、8時半に起床するなど、睡眠時間の差を小さくする事が睡眠の質をあげる重要素です。

 

平日に睡眠時間が取れない分、休日に寝溜めをする習慣がありませんか?

長く寝たのに月曜から眠さやダルさを感じる原因は寝溜めです。

 

寝溜めをすると体内時計のリズムが乱れて週明けに強い眠さ、ダルさを引き起こします。

睡眠時間を増やしたい時は一度平日と同じ時間に起床して

 

・30分ほど日光を浴びる

・朝食を摂る

 

この2点を行なった上でもう一度寝るようにしましょう。

2.血糖値の乱高下を抑える食生活に2

 

睡眠の質をあげるためには食べ物選びも大きく関係しますが、ポイントは血糖値コントロールです。

 

一品料理の他、パン、うどんなど小麦を使う食べ物を摂取した後に強い眠気やダルさを感じていませんか?

 

炭水化物の摂取に偏ると血糖値が急上昇して食後に強い眠気やダルさを引き起こす上、ストレス対抗ホルモン【コルチゾール】の分泌バランスが乱れて睡眠の質が下がります。

 

血糖値の乱高下を抑え、睡眠の質をあげるためには

 

・一品料理を食べる時は副菜、汁物を先に摂る

・パンやパスタは全粒粉の物を選ぶ

 

など、現在の食生活をベースに出来る事から始めましょう。

3.下半身を使う習慣を3

 

下半身の運動量と睡眠の質は深く関係しています。

 

冷えや浮腫みは中途覚醒の原因、足裏の刺激不足は睡眠ホルモン【メラトニン】の元となるセロトニン分泌を妨げる原因です。

 

歩く習慣がある方は駅やビルでは階段を使用して下半身全体の筋肉を使う、歩く事が少ない方は通勤路の片道で一駅分を多く歩くなど、足裏に刺激を入れるようにしましょう。

 

睡眠の質をあげるためには、1日あたりの歩数は7,000歩が目安です。

 

1〜3、全て行う事が難しい場合は1から順に取り入れてみましょう。

コラム執筆


睡眠栄養指導士
内藤 絢

美人デザイン睡眠アカデミー主催。

「睡眠を通して、元来持つ美しさを自ら引き出せる力を付ける美しくなる女性を増やす」

をコンセプトに企業向けセミナー、睡眠プログラム講師、睡眠ツールの監修など、様々なフィールドで活動中。

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※「レスメドおはようコーチ」は、睡眠の健康についてのトレーニングを受けた販売・カスタマーサービス担当者です。睡眠の健康、睡眠障害、睡眠の改善に役立つ製品等、睡眠に関する一般的な情報を提供できますが、資格を持つ医療専門家ではないため、医学的なアドバイスを提供することはできません。何らかの症状や懸念事項がある場合には、ご自身のご判断で、引き続き医師にご相談されてもよいかもしれません。
  1. 西野精治 (2020). 睡眠障害   角川新書
  2. 本間良子(2021). しつこい疲れを引き起こす 副腎疲労は自分で治す   祥伝社黄金文庫
  3. 左藤桂子(2014). 痩せる寝方   大和書房
  4. 古賀良彦 (2014). 睡眠と脳の科学   祥伝社新書
  5. 前野博之(2020). 成功する人ほどよく寝ている 最強の睡眠に変える食習慣   講談社 
  6. 岩本麻奈(2021). 睡眠美容のすすめ 西村書店