昨今では毎週のように「余分な体重を簡単かつ完璧に落とす方法」や、いかにも効果がありそうな科学的プログラムが世に出てきますね。
でも残念ながら、現代の忙しい生活で健康的な食事を摂り、さらに運動の時間を十分に取ることは難しくなっています。そして体型をキープし健康でいるためには、定期的な運動や栄養バランスのとれた食事だけでなく、質のよい睡眠をとることも意識しなければ効果が半減してしまうのです。
質のよい睡眠は、一日を通しスムーズに過ごすことができるエネルギーを与えてくれます。
よく眠れた翌日は、よく眠れなかった日に比べ多くのエネルギーを得られます。このため、より活発に運動でき、リフレッシュした状態になり、疲れている時よりも食事に対して自分自身をコントロールできるようになります。
研究によると、一晩睡眠の質が低かっただけで代謝が落ち食欲が増す2 という二つの現象がおきることが分かっています。代謝が落ちると食べ物からのエネルギーは効果的に処理されず、また食欲が増えたことで食べ過ぎになりがちです。最終的に、体重が増える可能性はずっと高くなるのです。
数年前にオタゴ大学の研究者が行った調査では、子供の肥満の主な原因は睡眠不足であるという結果が出されました3。 大人になっても睡眠不足が同じように影響することは想像に難しくありません。こうしたリスクを避けるためにも、今すぐ適切な睡眠をとることがとても大事ですね。
質のよい睡眠と健康的な食事の習慣を身に着け体型を保つことは簡単ではありません。ここでポイントをいくつか紹介します。
では、不健康に体重が増えるのを防ぎ、質のよい睡眠を適切な長さで取るにはどうすればよいでしょうか?
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睡眠がなかなか改善しない場合、睡眠時無呼吸などの睡眠障害を抱えている可能性があります。
体重過多は睡眠時無呼吸を招くリスクであり、睡眠の質を落とし、さらに体重が増えるいう悪循環につながることもあります。
気になることがあったら、睡眠セルフチェック(無料) を受けてみましょう。
なぜ呼吸が安定しないと 睡眠障害が起きるのか? ご自身の生活の中で、プレッシャーや期待が高まる瞬間を思い浮かべてみてください。たとえば仕事の面接。家を出る前に家族から、「とにかく深呼吸しなさい。気持ちが落ち着くから」と言われませんか? 長い間大事にされてきた呼吸法が、実はリラクゼーションだけでなく、健康のカギを握っていることに、多くの人は気づいていません。1 ですが閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)が睡眠中の適切な呼吸を妨げる静かな障壁となっている人は、とても多いのです。2 この記事では、呼吸が私たちの健康にもたらす恩恵と、睡眠との関係について見ていきたいと思います。 見落とされていた呼吸法の再発見 呼吸法は生命を維持するのに役立ちますが、時代とともに見失われつつあります。 古代文化では、精神的な明晰さを高め、ストレスを軽減し、リラクゼーションを促進する可能性があるとして、長い間、呼吸のコントロールが重視されてきました.3 たとえばヨガの呼吸法(プラナヤマ)はインドで生まれ、少なくとも紀元前3000年頃から存在していたと考えられています。4 現代の慌ただしい生活の中で、私たちはしばしば呼吸を当たり前のこととして実践しています。そして興奮したりパニックに陥ったときに、深い呼吸が落ち着きをもたらし、状況を把握できることを思い出すのです。 意識的な呼吸法は、ストレスや不安のレベルを下げるという研究結果もあります。5 呼吸の力を活用する方法を学ぶことで、リラクゼーションの効果を引き出し、幸福感を高めることができるかもしれません。 良い呼吸が睡眠に重要な理由 呼吸は、私たちの体が機能するのに必要な酸素を得る手段です。また、老廃物である二酸化炭素を排出する働きもあります。6 ですが睡眠中に十分な呼吸ができていないと、酸素と二酸化炭素のバランスが崩れてしまいます。 無呼吸(呼吸の一時停止)になると、血液中の酸素濃度が低下し、二酸化炭素が増加します。7 これにより心臓の働きが悪くなり、血圧や心拍数が上昇します。7 睡眠中の長い呼吸の休止は、閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)と呼ばれています。これは睡眠中に上気道が部分的または完全に塞がれることで起こります。7 無呼吸の間、脳は酸素レベルの低下を検知し、呼吸を再開させるために睡眠から短時間覚醒させることで反応します。 その結果睡眠が分断され、常に疲労を感じ、日中に眠気を感じるようになるのです。7 睡眠時無呼吸が健康に及ぼす影響 息を呑むほど感動的な体験をしたことがありますか? 私たちはみんな、人生の息を呑むような瞬間に酔いしれたいと思っているのでは。ですが睡眠時無呼吸で文字通り息を呑んでしまうと、疲労感が残り、日中集中できない状態が起きてしまいます。2 また睡眠時無呼は、記憶力の低下やイライラなどの気分の変化、さらにさまざまな合併症にも関連しています。2
夜寝る前にお酒を飲む、という方は多いですよね。アルコールを摂取すると、リラックスできる反面、さまざまな悪影響を体に及ぼします。睡眠の質が下がってしまうのもその一つです。睡眠改善のため、しばらく飲酒をお休みしてみませんか。
夜、眠れずにベッドで寝返りを打つことが多くありませんか?
必要な睡眠がとれない原因が何であれ、睡眠不足はわたしたちが考えるより、健康や生活に大きな影響を与えます。