今回私たちは、健康エキスパートであるスポーツ栄養士のジェス・スペンドローブにインタビューをし、栄養と睡眠の関連性についてお伺いしました。
健康にとって重要な2つの側面について、これまで分かってきたことをご紹介します。
何を食べるかや飲酒量、カフェインの摂取量などは、自身でコントロール可能ですね。
ただ、スクリーンタイム、運動、朝日を浴びるなどの他の行動も考える必要があります。
睡眠と栄養は、互いにプラスにもマイナスにも影響し合います。
睡眠が浅いと過食や不健康な食事を選ぶようになり、食事の選び方が悪いと睡眠に影響します。
食事の質と量を改善することで、睡眠を改善することができます。
それよりも、食事のパターンと食べる時間帯が重要です。
赤身のタンパク質、全粒粉の炭水化物、果物や野菜、健康的な脂肪をバランスよく含む食事を1日中規則正しく摂取することで、食べ過ぎや夜に甘いものが欲しくなるリスクを減らし、睡眠に影響を与える可能性があります。
よい睡眠は、より多くのエネルギー、明晰さ、集中力、生産性、エネルギーレベルをもたらします。
悪い睡眠は、イライラ、疲労感、不機嫌、集中力の欠如、エネルギーの停滞、脳霧につながります。また、睡眠が浅いと、空腹感が増し、甘いものを食べたくなることもあります。
ランチタイム以降はカフェインを摂らないようにしましょう。
私も以前は1日にコーヒー2杯とショット4杯を飲んでいましたが、必要性というよりも習慣からでした。2杯目のコーヒーを断ってから、エネルギーと睡眠が改善されたことを実感しています。
コーヒーの値段が上がったことも、控えるきっかけになったのかもしれません。
食べ過ぎや高脂肪の食事は、消化を遅らせ、睡眠に影響を与えることもあります。辛い食べ物や、紅茶などカフェインを含む飲み物にも気をつけましょう。
睡眠不足は以下のような影響がでます。
栄養学で成功するための鍵は、現在の習慣を調べ、調整することです。
まずは、色とりどりの食品の摂取量を増やすことと、毎食のタンパク源にバランスをとることの2つが重要です。現代人の多くは野菜の摂取量が少ないので、食事に色を加えることで、食物繊維の摂取量を増やし、食事のカロリーを減らし、体重減少を助けることができます。
さらに、タンパク源を意識して、毎食、十分な量を摂るようにしましょう。
多くの人は、昼食や夕食でタンパク質を摂りすぎて、朝食で足りなくなる傾向があります。卵やサワードウを朝食に取り入れるのが難しい場合は、高タンパク質のヨーグルトにバナナなどタンパク質の多いものを添えてみてはいかがでしょうか。色とタンパク質を忘れずに!
食生活に悩む人には、予算が許すのであれば、外注することも検討してみましょう。
食事の配達サービスを選んだり、オンラインで食料品を購入することが助けになります。
また、食事の準備を簡単にするために、あらかじめスライスされたサラダを選ぶこともできます。私たちができることは限られていますし、アウトソーシングは、疲れているときに自分を休ませる方法ですね。
夜寝る前にお酒を飲む、という方は多いですよね。アルコールを摂取すると、リラックスできる反面、さまざまな悪影響を体に及ぼします。睡眠の質が下がってしまうのもその一つです。睡眠改善のため、しばらく飲酒をお休みしてみませんか。
夜、眠れずにベッドで寝返りを打つことが多くありませんか?
必要な睡眠がとれない原因が何であれ、睡眠不足はわたしたちが考えるより、健康や生活に大きな影響を与えます。